美香さんプロジェクト紹介

市民プロジェクト紹介

きれいな海がある宮古島であってほしい

宮古島ナイスクリーンプロジェクト

発案者:美香 2025年度選出・伴走支援中

朝の海岸を歩いていると、波打ち際に流れ着いたペットボトルや、
砂に埋もれかけたプラスチック片が目に入ることがあります。

宮古の海は本当にきれいな海なのに、毎日ごみが流れ着いてくるんです。

そう話すのは、宮古の海をキレイにし隊を立ち上げた井上美香さん。
長年、ビーチクリーン活動に関わってきた彼女は、この島の美しさと同時に、見過ごされがちな現実をずっと見続けてきました。

拾いたい気持ちはあるのに、できない

美香さんが強く感じていたのは、市民や観光客の多くが「海をきれいにしたい気持ちは持っている」ということでした。

「観光客の方と話していると、『拾ってもいいの?』『どこに捨てたらいいの?』と聞かれることが本当に多くて」

拾う気持ちはあっても、袋がない、捨て場所が分からない、やり方が分からない。
その小さなハードルが、行動につながらない理由になっていると感じていました。

石垣島の取り組みにあったヒント

そんなときに出会ったのが、石垣島で行われている「ナイスクリーンプロジェクト」でした。

観光の途中で、誰でも気軽にごみ拾いに参加できる。

「この仕組みを知ったとき、これだ、と思ったんです」
特別なイベントではなく、日常の延長で参加できること。
拾う人が“特別な人”にならないこと。
その考え方は、美香さんのビーチクリーン活動と、目指してきたものと重なっていました。

宮古島版ナイスクリーンプロジェクト

このプロジェクトでは、地域住民、行政、観光事業者、教育機関などと連携しながら、海岸利用に関するローカルルールを考えていきます。

ワークショップを通して意見を出し合い、その内容を看板として可視化し、実際の海岸に設置して周知していく。
さらに、看板設置に合わせてPRイベントや体験型の取り組みも行い、「知る」「守る」「気持ちよく使う」流れをつくります。

ルールは、管理ではなく“思いやり”

宮古島ナイスクリーンプロジェクトでは、専用のごみ袋や手袋を協力店舗で配布し、観光客や市民が、ビーチに行くついでにごみを拾える仕組みをつくります。

拾ったごみは、島内に設けた回収場所に持ち込み、簡易分別。
参加した人には、オリジナルステッカーなどの参加証が渡されます。

“ごみ拾い”だけど、ちょっと楽しくて、達成感がある。それくらいがちょうどいい。
背伸びせずに続けることを大切にしたい。
誰でも参加できるということもこのプロジェクトの特徴です。

主人公は、市民と観光客一人ひとり

このプロジェクトに、参加資格はありません。

家族連れでも、友達同士でも、一人旅の途中でも。
思い立った人が、その場で参加できることを大切にしています。

「一人が一つ拾うだけでも、島全体で考えたら、すごい力になるんです」

拾う行為そのものよりも、「拾っていいんだ」「自分にもできるんだ」という意識が広がることを、美香さんは大切にしています。

きれいにする“活動”から、文化へ

美香さんが目指しているのは、一時的に海をきれいにすることではありません。

「拾う人が当たり前にいる島。それが、文化になっていってほしいんです」

市民、観光客、事業者、行政。
立場の違う人たちが、同じ方向を向いて関われる仕組みをつくること。
それが、宮古島の海を未来につなぐ力になると考えています。

小さな行動が、島の未来をつくる

現在、美香さんは、協力店舗や宿泊施設との連携、回収拠点づくり、パンフレットやWebでの周知などを進めています。

大きなことじゃなくていい。
できる人が、できるときに、少しだけ拾う。
その積み重ねが、島の風景を守り、次の世代に誇れる海を残していく。
宮古島ナイスクリーンプロジェクトは、そんな静かな変化を生み出そうとしています。

プロジェクトの概要

プロジェクト名:
誰もが参加できる​島にやさしい取り組み(仮)― 宮古島ナイスクリーンプロジェクト ―

実現したい未来像:
市民も観光客も、特別な準備をしなくても自然にごみを拾い、海を大切にする行動が日常になっている宮古島。
「きれいにする人」が当たり前にいる島の文化が育っている状態。

取り組み内容:
石垣島ナイスクリーンプロジェクトの仕組みを参考に、観光客や市民が気軽に参加できるビーチクリーンを展開。
専用ごみ袋や手袋の配布、回収拠点の設置、協力店舗や宿泊施設と連携した仕組みづくりを行い、拾う・持ち帰る・伝える流れを島全体に広げていきます。

プロフィール
美香
宮古島市在住
「宮古の海をキレイにし隊」隊長
2025年度市民プロジェクト発案者として選出
2026年度まで伴走支援予定

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