市民プロジェクト紹介

にぎわいから、暮らしの風景を取り戻したい
トラックの朝市
発案者:吉本 光吉 2025年度選出・伴走支援中

1月25日の朝。
熱帯植物園のそばに、軽トラックが並び、野菜や果物が並ぶ小さな朝市が開かれました。
インゲン、葉野菜、いちご、芋、メロン。そして、パイナップル。
生産者の顔が見える、朝の時間でした。
正直、やってみないと分からないことだらけでした。
それでもやって良かった。これは始まりにすぎない。
このトラック朝市を立ち上げた吉本光吉さんはパイナップルの農家と建設業に携わってきました。
やってみて、初めて見えたこと

朝市を終えて、吉本さんの頭に残ったのは「改善したいことが、たくさん見えた」という実感でした。
ブルーシートは寒色で、少し冷たい印象だったこと。
くじ引きがあることを、知らないまま帰った人がいたこと。
もう少し、音や声で“にぎわい”を演出できたかもしれないこと。
課題ばかりの吉本さんに声をかけたのは参加した農家さんでした。
「片付けが楽で助かったよ」「お客さんと話せて楽しかった」「また次も声かけて」と話す農家さんたちの声を聞き、初めて「やって良かった」そう実感しました。
取り組みについての詳細・開催情報は
プレスリリースにまとめています
→ プレスリリースを見る
なぜ、朝市をやろうと思ったのか
吉本さんが見てきたのは、人が集まらなくなっていく地域の風景でした。
若い人が減って、住みたいと思える場所が少なくなっている。
「それが一番の危機感になっている」と言います。
熱帯植物園や博物館など、周辺には魅力的な場所がある。
それでも、“立ち寄るきっかけ”が足りない。
だったらまず、人が集まる理由をつくろう。
その入り口として選んだのが、軽トラックの朝市でした。
農家のPRの場として
この朝市は、単に野菜を売る場ではありません。
「農家の思いや、どんな気持ちで作っているかを知ってほしい」
農家が直接立ち、話し、伝える。それ自体がPRになり、地域の農業を知るきっかけになる。
最初は1、2軒でもいい。農家が増えれば、お客さんも増えていく。
そんな循環を、少しずつ育てていきたいと考えています。
目指しているのは、にぎわいの“起点”

吉本さんが描いている未来は、朝市そのものがゴールではありません。
熱帯植物園の周辺に活気が戻り、地域の人も、観光客も集まり、自然と会話が生まれる場所。
朝市だけでなく、ふらっと立ち寄れる場所として、少しずつ育てていきたい。
徐々に広がるにぎわいが、若い人が「ここに住みたい」と思う理由になり、Uターンにつながっていく。
トラックの朝市は、そのための“始まり”です。
これからやっていきたいこと

まずは、今年の5月までは月に1回ずつ朝市を続けてみる予定です。
参加する農家を少しずつ増やし、看板や導線を整え、安全面にも配慮していく。
「入り口と出口が分かりづらい。横断歩道もなくて、そこは正直、危ないと感じました」
運営を手伝ってくれる人や、駐車場で横断の安全を見てくれる人。
そうした“一緒につくる仲間”が増えたら、もっと良くできると感じています。
軽トラ朝市が、地域を変えていく
「若い人たちが、魅力を感じて住みたいと思える場所にしたい」
朝市は、そのための第一歩です。
大きなイベントではなく、小さく、続けていくこと。
その積み重ねが、地域の風景を変えていくと、吉本さんは信じています。
プロジェクトの概要
プロジェクト名:
農家と人が出会う、にぎわいづくり(仮)― 軽トラ朝市 ―
実現したい未来像:
熱帯植物園の周辺に活気が戻り、地域住民も観光客も自然と集い、会話や交流が生まれる場所になっている。
そのにぎわいが、若い人たちが「ここに住みたい」と思えるきっかけになっている状態。
取り組み内容:
軽トラックを使った朝市を定期的に開催し、農家が直接、野菜や果物を販売・発信する場をつくる。
農家の想いや地域の魅力を伝えながら、小さな市を積み重ね、人が集まるにぎわいの起点を育てていく。
プロフィール
吉本 光吉
宮古島市在住
パイナップル兼業農家
2025年度 せんぷら市民プロジェクト発案者として選出
2026年度まで伴走支援予定
