市民プロジェクト紹介

誰もが気持ちよく利用できる海へ
地域と観光業の共存を目指して
発案者:友利 豊 2024年度選出・伴走支援中

宮古島の海は、美しく、そして多くの人を惹きつけます。
一方で、近年その海をめぐって、地域と観光客、事業者との間に小さな摩擦が生まれていることも事実です。
観光客が嫌いになりそうだ、という声を聞いたとき、
これは放っておけないと思いました。
きっかけは、海岸で起きていた“違和感”
友利さんが問題意識を持ったのは、一部の海岸で、路上駐車や駐車場の占拠、ルールが分からないまま利用される状況が続いていたことでした。
地域の人にとっては暮らしの場所であり、観光客や事業者にとっては「目的地」となる場所。
その認識の違いが、すれ違いを生んでいると感じていたといいます。
問題の根本は「ルールがないこと」だった
友利さんが行き着いた答えは、「誰が悪いか」ではなく、「共通のルールがないこと」でした。
場所によっては安全性や漁業の場所であることなどからおすすめできない海岸もある。
でも、伝えることができない。
それは地域の人自身も「どう伝えたら良いか分からないから来てほしくない」になっている。
だからこそ、友利さんは地域を起点に、地域ファーストのルールをつくり、共有する必要があると考えるようになりました。

みんなで考え、形にして、伝えていく
このプロジェクトでは、地域住民、行政、観光事業者、教育機関などと連携しながら、海岸利用に関するローカルルールを考えていきます。
ワークショップを通して意見を出し合い、その内容を看板として可視化し、実際の海岸に設置して周知していく。
さらに、看板設置に合わせてPRイベントや体験型の取り組みも行い、「知る」「守る」「気持ちよく使う」流れをつくります。

ルールは、管理ではなく“思いやり”
友利さんが大切にしているのは、ルールを押し付けることではありません。
「守らせるためのルールじゃなくて、お互いが気持ちよく使うための約束にしたいんです」
観光客、事業者、地域住民、それぞれの立場が分断されるのではなく、関係性がつながっていくこと。
このプロジェクトは、その土台づくりでもあります。
海を未来につなぐために

将来的には、一部の地域だけでなく、市のサステナブルツーリズムガイドラインとも連動しながら、宮古島全体で「海との関わり方」を共有していくことを目指しています。
海を守ることは、観光を否定することではありません。
むしろ、海の魅力を長く保つことが、地域と観光の両立につながっていく——
友利さんは、そう考えています。
プロジェクトの概要
プロジェクト名:
地域と観光業の共存を目指して― 海岸利用のローカルルールづくり ―
実現したい未来像:
地域住民も観光客も、互いに配慮しながら気持ちよく海を利用できる。
ルールが共有され、摩擦のない海岸環境が、宮古全体に広がっている状態。
取り組み内容:
地域・観光事業者・行政と連携し、海岸利用に関する課題を整理。
地域での話し合いを通じてローカルルールを策定し、看板設置や啓発イベントを通じて周知していきます。
プロフィール
友利 豊
宮古島市在住
2024年度 せんぷら市民プロジェクト発案者として選出
2025年度まで伴走支援中

