
エコアイランド宮古島実現に向けた企業版ふるさと納税制度活用による官民共創プロジェクト
「一般社団法人宮古島千年プラットフォーム」の発足に係る報告
2025年4月14日
宮古島市が掲げる「エコアイランド宮古島」の実現に向けて、官民共創で持続可能な地域づくりに寄与する事業を行い、ローカルシンクタンク機能の実装に取り組んでいくため、「一般社団法人宮古島千年プラットフォーム」(以下、本法人)を2024年12月に設立し、2025年4月より本格稼働を開始しました。
本法人は「環境×経済×社会」の統合的な視点を持ちながら、市に関わる人々が意識・行動し、持続可能な地域=エコアイランド宮古島の実現のための仕組みや体制を官民共創で構築していくための組織です。特に、【①宮古島市の良さや課題を自ら考えて判断し行動しようとする市民を官民共創で応援すること】、【②持続可能性に係る地域課題を発見し市全体で解決するための政策提言や取組を実行すること】をミッションとし、市民の皆様や地域内の団体、事業者とも連携しながら、事業を進めてまいります。
【写真】宮古島千年PF主メンバーによる市長表敬

(写真)中央:宮古島市 嘉数 登 市長、左から2番目:宮古島千年PF理事長 久貝正樹、右から2番目:宮古島市 企画政策部長 兼 宮古島千年PF副理事 石川博幸、最左:宮古島千年PF専務理事 髙原悠、最右:事務局長 藤井 大地(市役所から出向)
一般社団法人宮古島千年プラットフォーム 事務局長 藤井
TEL 070-1522-8053(代表) e-mail: info@myk-sennenpf.org
1.背景・経緯
宮古島市は、沖縄県の南西部に位置し、大小6つの島で構成されています。島全体がおおむね平坦で、山岳部が少ないことから大きな河川もなく、生活用水等のほとんどを地下水に頼っています。こうした地域特性の中で、宮古島市は地下水を守ることと環境づくりのため、2008 年に「エコアイランド宮古島宣言」を発表しました。
その後、2018 年に更新した「エコアイランド宮古島宣言2.0」では、2030 年および2050 年に目指すべきエコアイランド宮古島の姿を5 つのゴールとして設定し、「千年先の、未来へ。」をビジョンとした持続可能な島づくりに取り組んでいます。この一環として、令和元年度からは環境省が推進する「地域循環共生圏」の創造に取り組み、「エコアイランド宮古島宣言2.0」のビジョン実現に向けて市民、民間事業者、行政が協働・共創するプロジェクトを生み出し、支援していく「宮古島千年プラットフォーム」の構築を着想しました。
宮古島市の主導の下、市内外の専門家・事業者等との連携を通じて、ローカルシンクタンク機能等の社会実装に必要な機能や在り方について検討し、法人設立準備を進めて参りました。市民の皆様や市内主要団体の皆様の他、シンクタンクとしての知見を有する株式会社りゅうぎん総合研究所※1や三菱 UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社※2からのご支援も頂き、市内外の関係者の皆様から多くのご協力を頂きながら、本法人の設立に至ることができました。
2.一般社団法人宮古島千年プラットフォームの事業詳細
本法人は「環境×経済×社会」の統合的な視点を持ちながら、市に関わる人々が意識・行動し、持続可能な地域=エコアイランド宮古島の実現のための仕組みや体制を、官民共創で構築していくための組織です。
2025 年度は、地域への訪問を中心に、本法人の周知活動を行っていきます。併せて、伴走支援のアイディアや支援を希望する方を探し、本法人が解決すべきテーマや事業の発掘を目的とした情報収集(相談受付等)、市民発意の事業に対する伴走支援および助成金に係る支援事業の実施、課題整理や政策提言を通じたローカルシンクタンク機能の試行を行っていきます。
【図表】一般社団法人宮古島千年プラットフォームの目的・事業概要

※1 設立時社員及び理事として設立にご協力頂きました。
株式会社りゅうぎん総合研究所ホームページ(http://www.ryugin-ri.co.jp/ )
※2 宮古島市への企業版ふるさと納税(人材派遣型)を通じて、宮古島千年PF の社会実装にご協力頂きました 。
三菱UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社ホームページ( https://www.murc.jp/)
3.本法人が目指すローカルシンクタンク機能の実装に係る連携・協働について
株式会社りゅうぎん総合研究所(代表取締役社長:渡久地 卓。以下りゅうぎん総研)、及び、三菱 UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(代表取締役社長:池田 雅一。以下 MURC)には、本法人の「連携団体会員」にご登録頂き、引き続き地域課題分析やローカルシンクタンク機能の実装に向けて、宮古島市及び本法人とご連携頂くこととなりました。他の市内・県内各団体や地域課題解決に資する活動を行う企業等とも、今後の具体的な連携を模索していく予定です。
りゅうぎん総研との連携について
① りゅうぎん総研の役員が経営や運営に継続的に参画
② 「連携団体会員」として、県内シンクタンクの知見を提供
【写真】連携団体会員のりゅうぎん総研

(写真)左:りゅうぎん総研 渡久地 卓 代表取締役社長、右:宮国英理子 常務取締役
MURCとの連携について
① MURC研究員が千年PFの運営に継続的に参画
② 「連携団体会員」として、総合シンクタンクの知見を提供
【写真】MURCのメンバーと宮古島市、本法人理事の会談後の記念撮影

(写真)前列左:MURC 池田雅一 代表取締役社長、前列右:宮古島市 嘉数登 市長
プレスリリース資料